資格を持つことの意義

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建築士の場合、資格が職業を規定するというわけにはいかないというのは、必ずしも建築士=建築家ではないということからわかります。実際、建築士資格はあってもそれを活かしていない人もいます。一級建築士は建築業界で専門家としてやっていくための入口に着けたということを認めてくれる資格で、資格取得後、建築関係で自分は何をするのかは自分で決めなくてはなりません。また、建築関係の資格は、一級建築士があれば(学科の一部が免除になるなど)受験に便宜を図ってもらえることが多いから、以後も建築関係の資格を追加して、自分に役立てることもできます。そういう意味でも入口資格だなと思います。

私の場合、学生の頃から、いずれ必ず一級建築士を取るとだけは決めていました。何かに執着したり、そのために努力する姿を知られるのは恥ずかしかったから、表面的には興味のないふりをしていましたが、本当のところ、1日も早く欲しかったので、なりふり構わず努力しました。それは貴重な経験でしたが、反面、資格取得が全ての目標になってしまったのは残念でした。一級建築士になってからどうするか、そちらの方が大きな問題だったのに、全く考えていませんでした。資格さえ取れば何とかなると思っていたのかもしれません。だとしたら全く認識が甘かったとしか言いようがありません。これから受験する人は、私のようではなく、資格取得後のビジョンまでしっかり見据えて一級建築士に挑戦してほしいと思います。

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