女性の一級建築士体験談です
スポンサードリンク
私は殆ど一番若い時期に一級建築士となったので、当時住んでいた地方都市では随分と目立ちました。年端もいかない若い娘(一応20代半ばだから、まあこういう言い方も許される?)が一級建築士ということで、得た反応は様々でした。珍しがられる、感心される、信頼を得られる、というのは有難い反応でしたが、「頭がいい」と言われたのは「それは違う」と言い切りました。こういう資格試験は(自分が勉強を)やっただけしか点数は取れないから、条件は全く平等だと。それ以外に、女性ゆえに不愉快な思いをしたことも。それは施主からではなく、なんと会社の上の人たちからでした。
一級建築士として、鼎の軽重を問われるような発言をされたことも数回。白眉は上司の、コーディネーターではなく設計として入社した私に向かって言った「建築士よりインテリアコーディネーターを取ればいいのに」という言葉でした。一生取るもんか!と誓いましたが。今こんなことがあったら大問題でしょうが、当時の封建的地方都市では女子の専門職に対する認識は、その程度でした。その心は、「女は仕事が出来るだけではダメ、女性としての気配りも出来ないとね」という男性の身勝手な願望でした。現在は大分ましになったとは思いますが、根底に流れる意識は大して変わっていないみたいです。私もかなり頑張ってきたと思いますが、これからの女性の頑張りにも大いに期待します。
いずれにしろ一級建築士は更新の要らない一生ものの資格です。それに相応しい仕事と人格を持って生きていけたらいいですね。